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在職中に転職活動を進めるうえで、避けて通れないのが有給休暇の使い方です。面接は平日の日中に設定されることが多く、有給を取らざるを得ない場面が何度も訪れます。
しかし、急に有給申請が増えれば上司や同僚に不信感を持たれるリスクがあるのも事実。転職活動が社内に知られてしまうと、引き止めや人間関係の悪化につながるケースも少なくありません。
厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」によると、有給休暇の平均取得率は62.1%にとどまっています。普段から有給を取りにくい職場環境であれば、なおさら工夫が求められるでしょう。
本記事では、転職活動における有給休暇の取り方を「角が立たない申請術」「スケジュール管理」「有給が足りない場合の対策」まで幅広く解説します。
この記事でわかること
- 転職活動で有給休暇が必要になる具体的な場面とその回数目安
- 職場で怪しまれにくい有給申請の理由ランキング
- 面接日程と有給取得を両立するスケジュール管理術
- 有給残日数が少ない場合の代替手段
- 退職時に有給を消化するための交渉ポイント
転職活動で有給休暇が必要になる場面と回数の目安
面接フェーズごとに必要な有給日数
転職活動では、書類選考を通過した企業ごとに複数回の面接が発生します。一般的な選考フローは「一次面接 → 二次面接 → 最終面接」の3段階で、1社あたり2〜3日の有給が必要になる計算です。
複数社を並行して進める場合、トータルで5〜10日ほどの有給を使うケースが多いとされています。転職活動の全体的な進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
面接以外で有給が必要になるケース
面接だけでなく、転職エージェントとの初回面談やスキルテスト、適性検査の会場受験なども平日に行われることがあります。さらに、内定後の入社前健康診断や前職との退職交渉期間を含めると、想定以上に有給を消費する可能性も。事前に全体像を把握して計画を立てることが重要です。
【ランキング】角が立たない有給申請の理由TOP5
職場で転職活動を悟られないための申請理由を、使いやすさ・自然さの観点でランキング形式にまとめました。
| 順位 | 申請理由 | 自然さ | 頻繁に使えるか | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 通院・体調管理 | ★★★★★ | ★★★★☆ | 午前休・午後休とも使いやすい |
| 2位 | 役所・銀行の手続き | ★★★★★ | ★★★☆☆ | 半休との相性が良い |
| 3位 | 家族の用事・介護付き添い | ★★★★☆ | ★★★★☆ | 詳細を聞かれにくい |
| 4位 | 自宅の設備点検・工事立ち会い | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | 全休取得の理由として有効 |
| 5位 | 私用(理由を明示しない) | ★★★☆☆ | ★★★★★ | 法的には理由不要だが職場文化に左右される |
理由を使い分けるコツ
同じ理由を短期間に繰り返すと不自然さが増します。1〜2週間の間隔を空け、理由をローテーションするのが賢い方法です。
また、そもそも有給休暇の取得に法律上は理由の説明義務がありません。労働基準法第39条で、労働者は有給休暇を自由に取得できる権利を持っています。ただし、職場の慣習上「一言添えたほうが円滑」というケースが多いため、上記のような理由を準備しておくと安心でしょう。
面接日程と有給取得を両立するスケジュール管理術
半休・時間休を最大限活用する
全休を何度も取得すると目立つため、午前休や午後休、時間単位の有給(時間休)を活用するのがおすすめです。午前中に面接を入れて午後から出社する、あるいは午後の面接に合わせて午後休を取るパターンなら、業務への影響も最小限に抑えられます。
面接先の企業に「午前中の早い時間」や「夕方以降」で調整を依頼することも有効な手段です。近年はオンライン面接を導入する企業も増えており、移動時間を削減できるメリットがあります。
複数企業の面接をまとめる
1日に2社の面接を入れることで、有給の消費日数を半分に減らせます。午前と午後で1社ずつ設定し、移動時間を考慮して面接場所が近いエリアの企業を同日にまとめると効率的です。
複数の転職エージェントを併用すると、日程調整の選択肢が広がります。エージェントの複数利用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
有給休暇が足りないときの対処法ランキング
対処法1位:オンライン面接を積極的に打診する
コロナ禍以降、一次面接や二次面接をオンラインで実施する企業は大幅に増加しました。マイナビキャリアリサーチLabの調査(2025年)によると、中途採用の一次面接で約6割の企業がオンライン対応可としています。昼休みや業務終了後の時間帯にオンライン面接を受けられれば、有給を使わずに済む場合もあります。
対処法2位:面接時間を早朝・夕方に調整してもらう
企業によっては、始業前の8時台や終業後の18時〜19時に面接を設定してくれるケースがあります。転職エージェント経由であれば、こうした時間帯の交渉を代行してもらえるため活用しない手はありません。
エージェント選びに迷っている方は、おすすめの転職エージェント比較記事を参考にしてみてください。
対処法3位:欠勤・フレックスタイムの活用
有給が完全になくなった場合、フレックスタイム制度があればコアタイム外の時間を調整に充てることが可能です。欠勤扱いにする方法もありますが、給与や評価に影響する可能性があるため慎重に判断しましょう。
【体験談】有給を上手に使って在職中に転職成功したAさんのケース
30代前半・営業職のAさんは、転職活動中に有給を合計8日取得しました。最初の1カ月は通院や役所手続きを理由に月2回の午後休を申請。面接が集中した2カ月目は、オンライン面接を最大限活用し、対面が必要な最終面接のみ全休を取得する戦略を取ったそうです。
「同じ週に2回有給を入れると怪しまれるので、必ず週をまたぐように意識しました。また、転職エージェントに『平日午前中かオンライン希望』と伝えておいたことで、スケジュール調整がかなり楽になりました」とAさんは振り返ります。
結果として職場に転職活動を知られることなく、内定獲得から退職交渉までスムーズに進められたとのことです。
退職時の有給消化を確実に行うための交渉術
有給消化は労働者の権利
退職日までの間に残っている有給休暇を消化することは、法律上認められた権利です。会社側が一方的に有給消化を拒否することは原則としてできません。ただし、業務の引き継ぎとのバランスも大切なため、退職の意思を伝えるタイミングと引き継ぎ計画をセットで提示すると交渉が進みやすくなります。
引き継ぎスケジュールと有給消化を両立させるコツ
退職日から逆算して、「引き継ぎ期間」と「有給消化期間」を明確に分けたスケジュール表を作成しましょう。たとえば退職日の1カ月前に退職届を提出し、最初の2週間で引き継ぎを完了、残り2週間を有給消化に充てるプランが一般的です。
転職回数が多い方は職務経歴書の書き方にも工夫が必要です。転職回数が多い場合の職務経歴書の書き方も合わせてチェックしておくと安心でしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 有給申請の理由を詳しく聞かれた場合、どう答えればいいですか?
法律上、有給取得に詳細な理由の説明義務はありません。しつこく聞かれた場合は「私用です」と答えるだけで問題ないとされています。ただし、上司との関係性を考慮して「ちょっとした通院です」など軽く一言添えるのも一つの方法です。
Q2. 転職活動で有給を使い切ってしまいそうです。どうすればよいですか?
オンライン面接の活用や早朝・夕方の面接時間調整を企業側に打診してみましょう。転職エージェントを通じて交渉すると、応募者自身が直接言いにくい時間帯の調整もスムーズに進むことが多いです。
Q3. 退職時に有給消化を拒否されたらどうすればいいですか?
まずは人事部門に相談し、労働基準法第39条に基づく権利であることを冷静に伝えましょう。それでも解決しない場合は、労働基準監督署への相談も選択肢になります。
まとめ
転職活動中の有給休暇の取り方は、計画性と工夫次第で大きく変わります。本記事で紹介したポイントを振り返ると、以下の点が特に重要です。
- 面接フェーズごとに必要な有給日数を事前に見積もっておく
- 半休・時間休を活用し、全休の取得頻度を抑える
- 申請理由は複数パターンを用意してローテーションする
- オンライン面接や時間帯調整で有給消費を最小限にする
- 退職時は引き継ぎ計画と有給消化スケジュールをセットで提示する
在職中の転職活動は時間との勝負ですが、焦って雑な有給申請をすると職場で不要なトラブルを招きかねません。戦略的にスケジュールを組み、円満退職と理想のキャリアチェンジを両立させてください。
最終更新日: 2026年04月18日

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