※本記事にはプロモーションが含まれています
転職を考えながら「副業で収入の柱をもう一つ持っておきたい」と感じたことはないでしょうか。実際、パーソル総合研究所「副業の実態・意識に関する定量調査(2024年)」によると、正社員の副業実施率は9.9%に上昇し、副業を希望する人を含めると約3割が関心を持っている状態です。
一方で、転職活動との並行は時間もエネルギーも求められます。就業規則との兼ね合い、面接での伝え方、確定申告の手続きなど、知っておかないと痛い目に遭うポイントも少なくありません。
本記事では、転職活動と副業を無理なく両立させるための具体的な手順と注意点を整理しました。「副業で何を始めればいいか」ではなく、「転職と両立するにはどう動くか」に焦点を当てています。
この記事でわかること
- 転職活動中に副業を始めるべきかどうかの判断基準
- 就業規則で副業が禁止されている場合の現実的な選択肢
- 副業収入がある場合の確定申告の注意点
- 面接で副業経験をプラスに伝えるフレーズ
- 転職×副業で時間を確保するスケジュール管理術
転職中に副業を始める3つのメリット
収入源の分散でリスクヘッジになる
転職活動が長期化した場合でも、副業収入があると精神的な余裕を保ちやすくなります。焦って条件の悪い内定を受けるリスクも減少します。
スキルの棚卸しにつながる
副業で新しい仕事を受けると、自分の強みが何かを客観的に確認できます。「思っていたより○○が得意だった」という発見は、転職の方向性を決める上でも大きな材料になるでしょう。
面接でアピールポイントが増える
副業経験は「自走力がある」「複数タスクを管理できる」という印象につながります。特にスタートアップ企業やIT系では、副業経験をポジティブに評価する採用担当者が増えています。
副業を始める前に確認すべき3つの前提条件
就業規則の副業規定を確認する
2018年の厚生労働省「モデル就業規則」改定により、副業・兼業を原則容認する方向に社会全体が動いています。しかし、個別企業の就業規則では依然として「許可制」や「届出制」を採用しているケースが多数あります。
| 副業規定のパターン | 対応方法 |
|---|---|
| 完全禁止 | 競業避止義務に抵触しない範囲か法務に確認、またはリスクを理解した上で判断 |
| 届出制 | 所定の書式で届け出る(内容を正直に記載) |
| 許可制 | 上長・人事に申請し承認を得る |
| 規定なし | 就業時間外であれば原則自由だが、念のため確認推奨 |
就業規則に違反した場合、懲戒処分の対象になるリスクがあります。「バレなければいい」という判断は避けてください。
本業に支障が出ない時間管理ができるか
転職活動自体が通常業務に加えて行う活動です。そこに副業が加わると、1日の可処分時間は大幅に減ります。目安として週5〜10時間を副業に割ける状態でなければ、転職活動の質が低下するリスクがあるでしょう。
確定申告の義務を理解しているか
副業の所得(売上−経費)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。住民税の納付方法を「普通徴収(自分で納付)」に切り替えないと、本業の会社に副業所得が知られる可能性があります。
転職活動と副業を両立させるスケジュール管理
タイムブロッキングで3つの役割を分ける
転職活動中に副業もこなすには「本業」「転職活動」「副業」の3つを明確に時間で区切ることが重要です。
- **平日 6:00〜7:00**: 副業作業(朝の集中力が高い時間帯を活用)
- **平日 昼休み〜13:00**: 転職関連の情報収集・メール返信
- **平日 21:00〜22:00**: 副業の事務作業・請求処理
- **土曜午前**: 面接対策・企業研究
- **日曜午前**: 副業の集中作業
ポイントは、転職活動を「昼休み+土曜」に固定し、副業は朝と夜に分散させること。面接が入った場合は副業を休む日を作れるよう、クライアントへの納期には余裕を持たせておくのが鉄則です。
体験談|営業職Bさんが転職×副業で年収150万円アップした話
32歳営業職のBさん(仮名)は、転職活動と並行してWebライティングの副業を開始。もともと提案書作成が得意だったことから、月3〜4本のBtoB記事を受注し、副業月収は平均6万円前後まで成長しました。
「副業で身についたSEOやコンテンツマーケティングの知識が、転職面接でそのままアピール材料になりました。結果的にマーケティング職へキャリアチェンジし、本業の年収だけで100万円アップ。副業収入と合わせると150万円以上の増収になりました」
Bさんのように、副業の経験自体が転職の武器になるケースは珍しくありません。
面接で副業経験をどう伝えるか
聞かれた場合の基本スタンス
面接で副業について聞かれた場合、隠す必要はありません。ただし、伝え方にはコツがあります。
- **NG**: 「本業の給与が足りないので副業しています」(不満ベース)
- **OK**: 「スキルの幅を広げるために、本業に支障のない範囲で○○に取り組んでいます」(成長ベース)
副業OKな企業を見分けるポイント
求人票に「副業可」と明記されているケースが増えていますが、それ以外にも以下の手がかりがあります。
- 企業の採用ページやオウンドメディアで副業制度について言及がある
- 社員インタビューで副業経験者が紹介されている
- 転職エージェントに確認すると内部情報として教えてもらえる
転職エージェントの活用法については複数エージェントの掛け持ちメリットで詳しく解説しています。
副業の種類別|転職活動との相性
すべての副業が転職活動と両立しやすいわけではありません。以下の表で相性を整理しました。
| 副業の種類 | 時間の自由度 | 転職アピール度 | 初期投資 | 両立しやすさ |
|---|---|---|---|---|
| Webライティング | ◎ | ◎(業界知見が活きる) | なし | ◎ |
| プログラミング受託 | ○ | ◎(技術証明になる) | なし | ○ |
| 動画編集 | △ | ○ | PC・ソフト | △ |
| せどり・物販 | ○ | △ | 仕入れ資金 | ○ |
| コンサルティング | ◎ | ◎(専門性証明) | なし | ◎ |
| アルバイト | × | △ | なし | × |
時間の自由度が高い副業を選ぶのがポイントです。アルバイトのようにシフト固定の副業は、急な面接日程に対応しにくく、転職活動との両立には不向きでしょう。
確定申告と住民税|副業がバレないための実務
住民税の「普通徴収」切り替え
副業所得があると翌年の住民税が増額します。通常、住民税は「特別徴収」として会社の給与から天引きされるため、本業の給与に対して住民税が不自然に高くなると、副業が推測される可能性があります。
確定申告書の第二表で住民税の徴収方法を「自分で納付(普通徴収)」に丸をつけることで、副業分の住民税を自分で納付する形に変更できます。ただし、自治体によっては特別徴収に一本化する方針を取っている場合もあるため、居住地の役所に事前確認しておくと安心です。
開業届と青色申告の検討
副業が軌道に乗り、事業として継続する見込みがあれば、開業届を出して青色申告に切り替えることで最大65万円の控除を受けられます。ただし、転職活動中に開業届を出すことで「独立志向が強い」と見られるリスクもあるため、タイミングは慎重に判断してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 転職活動中に副業を始めるのは忙しすぎませんか?
忙しいのは事実ですが、週5〜10時間の確保が可能なら両立できます。むしろ副業収入があることで転職活動に焦りがなくなり、結果的に質の高い判断ができたという声は多く聞かれます。無理をしてパフォーマンスが落ちるようなら、転職活動を優先してください。
Q2. 転職先の企業に副業経験を伝える義務はありますか?
法律上、過去の副業経験を申告する義務はありません。ただし、入社後も副業を継続する場合は、転職先の就業規則を確認し、必要に応じて届け出ましょう。入社前の面接段階で「副業は可能ですか」と確認しておくのが理想的です。
Q3. 公務員でも副業はできますか?
国家公務員法・地方公務員法により、営利目的の副業は原則禁止です。ただし、近年は「公益的活動」に限って副業を認める自治体が増加しています。講演・執筆・農業などは許可を得られるケースもあるため、人事課に相談してみてください。
まとめ
- 転職活動中の副業は、収入リスクの軽減・スキルの棚卸し・面接アピールの3つのメリットがある
- 始める前に就業規則・時間管理・確定申告の3条件を必ず確認する
- タイムブロッキングで「本業・転職・副業」の時間を明確に分離する
- 面接では副業を「成長のための取り組み」として伝えると好印象
- 住民税は普通徴収に切り替えることで会社に知られるリスクを軽減できる
転職と副業の両立は決して簡単ではありませんが、計画的に進めれば両方からキャリアの選択肢を広げることができます。まずは就業規則の確認と、週にどれくらいの時間を確保できるかの見積もりから始めてみてください。面接の準備については転職面接で聞かれる質問10選と回答例も参考にしてください。
最終更新日: 2026年04月17日

コメント